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<知財の歴史>

【第1回】専売特許条例

日本で初めての特許法、専売特許条例が明治18年に公布され、同年に特許第1号が付与されました。

特許第1号は堀田瑞松(ずいしょう)による「さびどめ塗料とその塗法」。Wikipediaによると、堀田瑞松という人は、但馬国(現在の兵庫県の一部)生まれで、日本刀の鞘を漆で塗装する職人の子として生まれ、例の内国勧業博覧会にも出品し、明治天皇に献上し「瑞」の字を賜ったとあります。

堀田の塗料は、鉄製の船の船底の防錆を的とするもので、漆のほか、鉄粉、鉛丹、油煤、柿渋、酒精、生姜を含むものだったそうです。

PDFアイコン日本特許第1号の公報

読みずらいと思いますが、当時の明細書はずいぶんシンプルです。代理人はいたんでしょうか。

当時、特許を申請しようと思ったきっかけは何だったのでしょう。
第1回内国勧業博覧会(明治10年)に出品された臥雲式紡織機(ガラ紡)が最高賞をとったものの、多数の模造品が出回り、十分な利益を回収できなかったことから、その後の専売特許条例の制定につながったという歴史があります。堀田瑞松は内国勧業博覧会に出品したくらいですから、その辺の事情を知っていたのかも知れません。


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